ワークアウトのERGモードについて

トレーナーを使ってワークアウトを行う場合、[ERGモードを使う]というオプションがあります。ERGモードは、あなたのケイデンスに基づく特定の目標ワット数に合わせて負荷を調整してくれる機能です。これに対して、コースの勾配の変化に合わせて負荷を調整する機能がSIMモードです。例えば、目標ワット数150ワットのワークアウトのインターバルに臨むところだとします。その場合は次のことに留意してください。

ERGモードの要点説明
目標ワット数とケイデンスに基づいて変動する負荷60 rpm (回転毎分) でライドしている場合、150ワットを出力するために負荷は自動的に大きくなります。反対に、ケイデンスを90 rpmに上げれば、150ワットを出力し続けるために負荷が軽くなるのを感じるはずです。お持ちのトレーナーが適応するまでに少し時間がかかる場合がありますので、最初は一定したケイデンスでこぐか、RPMを徐々に変えていくことをお勧めします。
ギアチェンジは不要トレーナーが自分のケイデンスと目標ワット数に応じて自動的に負荷を調整してくれるので、自分でギアチェンジする必要はありません。チェーンのギアをニュートラルに入れ、こぎ出しましょう!
目標ワット数VSコースの勾配坂を登り下りする場合も、負荷は勾配ではなく、あくまで目標ワット数に基づいて変動します。スピードは変わらずワット数に基づいて算出されるので、そういう意味ではクラシックトレーナーでライドをするようなものです。

 

ERGモードが使えるのはワークアウトのみ、SIMモードはフリーライドのみということです。ERGモードでは、負荷はコースによって変化するのではなく、目標ワット数によって変動します。

ERGモードを使う

トレーナーでERGモードを使える場合は、以下の手順に従って使用してください。

  1. [ERGモードを使う]を選択します。
  1. ワークアウトを選択し、バーチャルワールドに移動します。
  2. チェーンの摩耗が少ないギアに設定し、バイクをまっすぐに保ちます。
  3. 無理のないケイデンスでペダリングを開始します。

 

ワークアウトの目標ワット数を高く設定している場合、インターバルごとに負荷が大きくなるのでご注意ください。

 

ERGモードのトラブルシューティングについては、こちらの 記事記事をご覧ください。

負荷下限

負荷下限はトレーナーによって異なります。目標パワーがお使いのトレーナーが負荷をかけ始めるワット数以下の場合、負荷下限に達し、負荷の変動を感じることができません。

 

負荷下限はまた、ワット下限あるいはパワー下限と呼ばれることがあります。

目標パワーに対してパワーが抑えられていない場合、下限に達していると考えられます。その場合、楽なギア比に変更し、パワーを抑えるために必要な負荷量を減らすようにしてみてください。つまり、ERGモードを使っているときにパワーの減少が見られなければ、ギア比を小さくしてみてください。例えば、ワークアウトの目標ワット数が60ワットで、トレーナーが負荷をかけるのが65ワットからだとすると、この場合の負荷下限は65ワットになります。

Ride On!

- Zwiftチーム一同